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AMIAYA×TM paint

2019/08/28

国内外のアーティストの音源カバーアートやグッズ、ロックフェスやアパレルブランドなどへのデザイン提供など、幅広く活躍中のアーティスト・イラストレーター TM paintさん。そんな彼とコラボレーションに至った経緯は?

AMI「TMさんの作品は以前からずっと以前からチェックしていて、アーティストのCDのジャケットやTシャツなどで拝見することが多く、その度にすごくjouetieの世界観にマッチすると思ったんです。」
AYA「ハイスタのTシャツとか、すごく好きで!」
TM「あと他のTシャツも見てくれてたんですよね?」
AMI「そうです! フェスの京都大作戦のアートワークもそうですよね?」
AYA「あとフォーリミとかもですよね?」
TM「そう!」
AMI「いろんな音楽シーンで見ていたので、書き下ろしてもらえたらいいなと思いオファーしました!」
AYA「2018AWに初めてお願いして、それ以降も定期的にコラボさせてもらえて。まさかご一緒できるなんて思ってなかったから、すごく嬉しいです」

最初のお互いの印象はどうでしたか?

TM「二人は僕のことどんな人だと思ってました? 他の人からは、ゴリゴリのタトゥーが入ってるような人かと思ってたとかよく言われるんですけど(笑)」
AMI「確かにそれに近いイメージはあったかも(笑)。なんとなく強いイメージで、ちょっと怖いのかなって思ってました。」
TM「やっぱり。よく言われるんです(笑)」
AMI「でも最初の商談でお会いした時にすぐ印象が変わりましたよ! すごく優しかったからTMさんこんなに優しんだ~って!」
AYA「最初の商談ってやっぱり緊張してて、どんな人が来るんだろう、気難しい人だったらどうしようって思ったり。私たちがゆるい感じだから、うまくお話できなかったらどうしようって、すごくドキドキしました!(笑)」
TM「逆っすよ! こっちもすごく怖かったです。インスタで二人のことチェックしたりしました。女性ブランドだし、モデルさんもやってる人たちだから、やっぱり会うまではそれなりに構えちゃってた部分はありますね。」

女性ブランドとのコラボレーションはjouetieが初とか?

TM「そうですよ。初! 初めてです!」
AMI「じゃあオファーが来てから、jouetieや私たちのことを知った感じですか?」
TM「いや、実は知ってました。毎年THRASHERとコラボしてましたよね? あの服を見たときに、これは男の感性では作らないアイテムだなーと気になっていて。それで知りました。」

オファーが来たときどう思いましたか?

TM「すごく嬉しかったです。自分のことを知らない新たな人たちに広められるチャンスだなと。」
AYA「元々、jouetieのファンの中でも音楽好きな人はTMさんのこと知ってる人もいました。でもコラボをきっかけにTMさんを知って、ファンになった人がいるって聞いて、そこがマッチするのが嬉しい!」
TM「似顔絵イベントに呼んでもらった時、その温度がわかって嬉しかったです!」
AMI「そう! ファンの子たちがすごく喜んでました。大好評で2回も似顔絵イベントをやってもらって…、本当にありがとうございます!」
TM「実は行く前まではアウェーかなって思ってたんですけど、全然そんなことなくてこっちも楽しかったです!」

TMさんがイラストを描き始めたきっかけは?

TM「それは仕事として? 親曰く、2、3歳頃から絵自体は描いてたらしいです。」
AYA「小さいときから絵を描くことが好きだったんですね!」
TM「でも本当は野球選手になりたかったんですよ。だから野球選手の絵とか、好きなものを描いてました。」
AMI「仕事としてイラストを描き始めたのはいつ頃からなんですか?」
TM 「25歳くらいかな。東京に来て、そこから。最初はフライヤーから始まって、ジャケットとかの仕事が来るようになって…。まだCDが売れてた時代です。」

25歳までは地元にいたんですか?東京に来ようと思ったきっかけは?

TM「地元が佐賀で、その後大阪、そして上京しました。高校卒業の段階ではガソリンスタンドに就職しようと思ってたんです。もちろん相変わらす絵は好きだったけど、絵が仕事になると思ってもいなかったから。でも、親が『ずっと絵を描いてたんだよ。』って言ってくれて。たしかにそうだなって自分でも思って、それで大阪の学校に進学しました。」
AMI 「親御さんすごいですね…!」
TM 「大阪の学校では、授業でフライヤーとか作ったりしていたんだけど、その時に東京にある場所だったりを描いてて、多分ずっと憧れてたんだと思うんですよ。それを友達が見て、東京行きを後押ししてくれたのがきっかけ。そうじゃなかったら大阪にいたかもしれない。AMIAYAさんは何歳で東京に出てきたんですか?」
AMIAYA 「15歳!」
TM 「そしたら意外と出てきた年代は同じ位かもしれないですね。2004、2005年くらいだったら。」

上京してからはイラスト一本で?今回のコラボに使用した漫画プリントには、主人公がいるんですよね?

TM 「いや、最初はバイトしてました。雑誌の編集をやりながらバイトして、その雑誌の中で漫画を描いたり。だから今回のコラボで漫画を描けて懐かしかった!」
TM 「いますね。双子の! AMIAYAさんに憧れてる職業スパイって設定。AMIAYAさんテレビの中に出てきます(笑)」
AMI 「ありがとうございます。双子の姉妹?」
AYA 「えー可愛い!」
TM 「仕事で女の子描く機会ってあまりないので楽しかったです!」

最初今回が3回目のコラボとなるわけですが、1回目のコラボの際にも双子の女の子のイラストがありましたよね?

AMI 「あった! 名前はアップル&リボンですよね!」
TM 「それは実は映画のタイトル。でもその名前にしましょうか(笑)。名付け親!」
AMI 「え! でも双子なのに結構名前が違うから、違うのにしましょう(笑)」
TM 「じゃあ、あだ名にしましょう。スパイだし(笑)」

そんな妄想しながら見ていただけると、よりコラボアイテムを着るのが楽しみになりますね。TMさんがインスピレーションを感じるとことはどんなことですか?

TM 「昔のパンクのジャケットやPV。結構バカっぽくてコメディ映画みたいな要素もありつつ、基本はパンクの精神です。」
AYA 「そういうパンクロックな音楽に目覚めたのはいつですか?」
TM 「中3とかかな?」
AMI 「早いですね。TMさんは邦楽で育った感じですか?」
TM 「最初はブルーハーツとかだったんですけど、その後ハイスタが出てきて、日本にもこんな英語のパンクあるんだってなって思った!あとはNOFXとかGreenDayとかのジャケットとかを見て、そういう絵を描きたいって思ったりしたかな。」
AYA 「私もGreenDayよく聴いてました。TMさんはアメリカのバンドが好きなんですね!」
TM 「そう。jouetieは結構UK寄りなイメージがあるけど、そっちも聴くんですね。」
AMI 「私たちはもちろんイギリスも大好き。でもアメリカのアーティストも好き! ファッションのバックボーンはイギリスって感じ!」
TM 「たしかにその感じは作る洋服にも表れていますね!」

jouetieとのコラボで得て感じたことや変わったことなどありますか?

TM 「今回で3回目だからお客さんにも大分認知してきてもらえた感はあります。jouetieのお客さんって10代とかの子も多いから、他ではあまり接点がなかったりもするので、そんな層に手に取ってもらえて嬉しい!」
AYA 「嬉しいですよね!お客さんだけじゃなく、スタッフもみんなTMさんのこと大好きですよ! この夏は一緒にサタニックカーニバルにも参加したし、こんなに仲良くしてもらってる方いないもん! クルーみんなTMさんのステッカーを何かしらに貼ってたり。jouetieの中で確立されたものがあります。」
TM 「僕は男なんで服自体は着れなくて残念だけど、jouetieは本当に人がいいですよね。チームがいい。居心地がいいです(笑)。」
AMI「グラフィックコラボって、お客さんがアーティストさん自体をフューチャーすることってあんまりなくて、あくまでアイテムとしてだけ見るというか…。でもTMさんとのコラボアイテムに関しては、TMさんのファンになったっていう話を聞いたりすることがすごく多いんです!」
TM「嬉しい。それもっと早く言って欲しかった(笑)。あ! あと今日は二人に聞きたいことがあって! ファンやクルーの子もやってるそのメイクをjouetieメイクって呼んでるのを聞いて…。」
AYA「跳ね上げラインで赤リップですね。」
TM「そう。それを聞いた時からずっとjouetieメイクって由来は何なんだろうって考えてて。X JAPANとも違うし…(笑)。それで、答えが出たんだけど、ピストルズのキャットウーマンっていうのがいるの知ってますか?」
AMIAYA「あー! 」
TM「これが由来なんじゃないかって思っちゃって、今日はそれを聞きに来たんです(笑)」
AMIAYA「これはかなり近い!」
TM「これでTシャツ出して欲しいな。」
AYA「キャットウーマンのフォトT、出したいな~。」
TM「近くない? イギリスだし!」
AMI「めちゃくちゃかっこいい!」
TM「じゃあ、次はこれ描きます!」
AMIAYA「えーやってほしい!」

思いがけず次のコラボも決定かも? 楽しみが増えました! ありがとうございました。

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